Our thoughts 康保会の想い

園児の笑顔と、
そこで働いている職員が幸せであること、
お預かりする保護者の方たちが
園に送り迎えするときにも、
ほっとできるような
保育園を目指しています。

社会福祉法人康保会 遠藤 正明
昭和42年9月14日生まれ。
平成25年10月から康保会乳児保育所園長兼法人理事長に就任。

Philosophy 理念

康保会は子どもたちの元気な声が響きあう、安心とやすらぎの場。子どもたちひとりひとりを見守り、かかわるすべての人と、共に学び、共に歩みながら、あたたかな愛情の輸を広げていきます。

History 沿革

大正9年 宣教師たちがセツルメント施設として活動を開始
昭和23年 康保会玉淀園(乳児院)を開園
昭和25年 康保会保育園を開園
昭和46年 康保会乳児保育所を開園
平成9年 東上野乳児保育園を受託、開園

法人100周年を迎えられた今、どのような思いがありますか

100周年に対する思いは、非常に感慨深いものがあります。康保会は1920年に設立しましたが、先人がいたからこそ今があり、先人がやってきたからこそ今に通じて、100周年を迎えることかできました。記念式典の前に過去の写真を見返す時間があり、そのときに「この人たちかしっかりと康保会を築き上げてきたおかげで今かある」ということを改めて実感しましたね。このあとの舵をどう切るかによって、この法人かどう変わっていくのか重要になると感じています。だからこそ今、わたしができる最大限のことをやっていかなければならないと思っています。ただ、わたしだけが先に進んでいては皆さんがついてこない。常に周りの人たちへの感謝と配慮を忘れずに、共に切り開いていこうという思いで毎日仕事をしています。これまでも、地域社会から求められる福社サービスをタイムリーに提供し、時代の変遷にあわせて形を変えて進んできました。隣保事業から始まり、病院、教会、保育事業-。その時代ごとになにが必要なのかを敏感に察知し、事業展開をしてきました。現在保育施設を3カ所、乳児院施設を1カ所運営していますが、少子化に伴い子どもの数が減少していくことか予想されていくなかで、新しい福祉サービスでなにができるのか、なにが必要なのか、地域ニーズを把握し、いち早く対応できる法人を目指しています。そして地域に根差し、地域に開かれた保育園になることも目指していきたいと思っています。園児の笑顔と、そこで働いている職員が幸せであること、お預かりする保護者の方たちが園に送り迎えするときにもほっとできるような保育園を目指しています。

一人ひとりの得意分野を見つけてあげることが
わたしの役割だと思っています

働いている職員の皆さんをとても大事にされていますよね

職員一人ひとりに声かけをして、それぞれの置かれている状況をちょっとした会話のなかで感じとる、そんなことを大切にしています。様々な状況下のなかでそれぞれ悩みはあると思いますが、持っている力を充分に発揮できるような環境づくりを大事にしています。会ったときにほんの一言、二言でも話しをして、今の仕事の悩みを聞いたり、うまくいったことに対して褒めたり、職員の皆さんがやる気を出してもらえるような取り組みや配慮をしています。一人ひとりの得意分野を見つけてあげることがわたしの役割だと思っています。保育の中で使える得意分野だけではなく、例えば保育に関係のない得意分野でも、なにかしら活かせることを見つけてあげることが大切だと感じています。康保会は常に他者のことを思いやることのできるスタッフが多数在籍しています。福祉に携わる人間として、自分中心ではなく他者を思いやる気持ちか必要不可欠となるので、これについては胸を張っていいと思っています。

一歩踏み出して行動してみましょう

理事長先生にとって仕事とは

「自らが成長するためになくてはならないもの」と感じています。人は仕事によって成長すると思っています。自分のキャパシティ以上のことを乗り越えたときに初めて新しい風景を見ることができる。壁を乗り越えたときにまた次の壁が見えるというように、仕事を通じてそういった達成感、充実感を得られると思っています。もちろん仕事だけをしていくことが人生の全てではありません。仕事は仕事でしっかりやり、余暇や気分転換、家庭で過ごす時間を大切にすることも成長するために必要なことだと思っています。そこで蓄えられたエネルギーを仕事で発揮し、その充実感を家庭に持ち帰る。そのループが大事だと考えています。仕事だけではなく、プライベートも充実していないといい仕事はできない。どちらかが欠けていてもだめなんです。日頃から職員には、仕事の時にはしっかりやりなさい、そしてお休みの日にはどんどん外に出ていろいろなものを見て、様々なことを体験し、そこで得たものを自分の成長や仕事に使いましょう。そのように伝えています。

これからの人材育成についてどのようにお考えですか

基本的には変わらないけれど、時代時代にあわせた人材に響くような育成方法を大切に考えています。それはその世代の文化、その世代が感じ取っているような雰囲気を、常にアンテナをたててキャッチアップしていく。それが人材育成には必要なことだと思っています。ジェネレーションギャップがあるのは当たり前ですが、これからはそこを埋める努力は経営者側にも求められてくるのではないでしょうか。

新しい人たちへのメッセージ

環境が変わって新しいところへ行く、新しい人たちとの付き合いが始まる、仕事を始めるときには緊張がつきものです。また、自分に合うか、合わないか、就職先の園を見学するときにも皆さんはドキドキしながら探すのではないでしょうか。私たちの国は決して怖いところではありません(笑)皆さんが不安のなかいらっしゃることもよくわかっています。一歩踏み出して行動してみましょう。いろいろな保育園を見学することによって比較ができ、質間も出てきます。まずは園見学をしてみてください。あなたが3年後5年後10年後・・・成長した姿が想像できるような、あなたに合う保育園に巡り合うことができるはすですよ。